経営数字の話

ますだたくおの値上論を数字で検証してみた

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こんにちは、きくちはらです

前回はMQ会計表を使って

利益を上げる方法

の話をした

知らないと損をする!利益を上げる方法

 

 

 

 

 

今日はこのMQ会計表で

あるお方の値上げ論を分析するよ

 

 

 

 

 

あるお方というのは

僕のメンターである

ますだたくお先生

http://shoubainin.com/

 

 

 

 

 

ますだ先生の持論は

1.7倍の値上げをしろ!

というもの

 

 

 

 

 

この話を初めて聞いたときは

イヤイヤイヤ、ムリでしょ!

ってのが正直な感想

 

 

 

 

 

だって、いかに

安くて良いもの

をお客様に届けるか

それが大事だと思ってたからね

あなたもそう思うよね?

 

 

 

 

 

値上げをすれば利幅が増えるのはわかる

でも、お客さんからはクレームの嵐

が来て、挙句の果てに誰もウチでは

買わなくなってしまう!

そうなったら商売はやってけない!

 

 

 

 

そう思っていた

いや、正確には、

そう思い込んでいた

 

 

 

 

 

そう、実際には全く違う

結果が待っていたんだ

 

 

 

 

 

ではまず、1.7倍の値上げを

シュミレーションしてみよう

仮にこんな数字の会社があったとする

価格を1.7倍にしてみよう

価格を1.7倍にすると

利益はなんと10倍以上になった

思ってたより利益が増えるなぁ

 

 

 

 

 

でもこれは

お客さんが減らなかったらの話

 

 

 

 

 

じゃぁ、逆に

何人までなら減ってもいいか

シュミレーションしてみよう

 

 

 

 

 

当初の利益が20だから

値上げして、利益20を確保できる

客数を見てみよう

それがコチラ

うわっ!6人て!

ほぼ半減だね

あなたは客数半減なんて耐えられる?

耐えられないよね?

 

 

 

 

 

 

やっぱり値上げなんてできない!

そう思った?

僕はこう思ったよ

 

 

 

 

 

仕事は減ったのに

利益が増えた!

 

 

 

 

 

で、とりあえ一部の商品を

1.7倍にしてみた

 

 

 

 

 

さぁ1.7倍にしたよ

ってことはお客様からクレームの嵐が

 

 

 

 

 

来ない

 

 

 

 

 

あれっ、来ないね~

従業員もポカ~ン

 

 

 

 

 

ここで思い切って全品1.7倍にした

今回は全顧客に告知もした

それでもクレームはない

ただしこれまで価格の安さで

ウチを選んでいた人は去った

 

 

 

 

 

こっちも客数が半減するのを

指をくわえて見てるわけではない

独自の価値を伝える努力をした

今まで以上に便利に使えるよう

改良もした

 

 

 

 

 

結果、昨年より客数が増えた

客層も良くなった

(以前のお客さん、ゴメンね)

価格に見合う自分たちになった

商売の形が変わった

 

 

 

 

 

お願いですから買って下さい

から

少々高くてもお宅で買いたい

になった

 

 

 

 

 

そして相変わらず

安くていいものを

って言ってた知合いは廃業してた

 

 

 

 

 

今だからわかるけど

安くていいものを提供できるのは

数を追える大手だけ

 

 

 

 

 

数を追えない中小が利益を出すには

高くても価値を感じてもらえるもの

を売らなければいけない

 

 

 

 

 

メーカーから仕入れた商品

を売ってる人は

価格を変えられないので苦労する

 

 

 

 

 

その場合はOEMで見た目を変える

とか

今のラインナップに高利益商品を加える

とか

利益率の向上を目指すことになる

 

 

 

 

 

いずれにしても

怖いから値上げはできない

そんな人は生き残っていけないだろうね

だって値段が上がっただけで

お客が来なくなる

そんな程度の商売をしてるんだろ?

 

 

経営者は怒られる事がないから

たまには厳しくしてほしい

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