こんにちは、きくちはらです。
このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。
お友達も募集中!
「えっ、これホント!?」なニュース
トヨタ自動車は今年の1月にラスベガスで開催された2018 International CESに、移動、物流、物販など多目的に活用できるモビリティサービス(MaaS)専用次世代電気自動車(EV)、“e-Palette Concept”を出展し大変な話題になりましたが、いよいよこの車を2020年の東京オリンピック・パラリンピックで選手・関係者の移動用に提供すると発表しました。
↓↓↓
トヨタ自動運転車で五輪選手移動
2020年、公式車は3千台
完成する前に発表しちゃう
ちなみに完全自動運転車「e―Palette(イーパレット)」とはこんな車です。
あなたも、こんなすごい車が本当に2020年に登場するのか?と不思議に思う事でしょう。今現在これに近い車が世の中にあるならば、きっとできるんだろうなと思えますよね。でも、あまりにも今の車からはかけ離れているので「ホントなの?」ってなります。
僕は専門家ではないのであくまでカンですが、まだまだ完成とは程遠い状況だろうと思っています。じゃぁなんでそんな段階で発表しちゃったのか?そこが重要。
この記事は社外に発信しているようで、実は社内への発信でもあると考えています。つまり、
「もう発表しちゃったから何が何でも間に合わせろよ」
というね…。新しいものの開発なんてクオリティを求め出したらキリがないですからね。リニアモーターカーなんて一体何年開発に費やしたことか…。
なので、まず〆切を決めちゃう。
従業員のケツに火を点けちゃう。
その〆切から逆算して開発を急ぐように仕向ける。クオリティについてはその都度アップデートをしていけばいいという感じ。
人は〆切がないと動かない
ちょっと子供のころを思い出してほしいんだけど、夏休みはだいたい8月の中旬まではのんびりやってませんでした?しかし、後半になると急にあせりだすよね?
そう「夏休みの宿題」ですよ。
結局「あと何日」のカウントダウンが始まると、これは親兄弟に手伝ってもらわないとムリだとなる。ここまでしてでも何とかやり遂げようとするのはなぜですか?
それは〆切があるから。
従業員や取引先への仕事の依頼も同じで、〆切を決めないと「いつでもいいや」となるので、結局いつまでもできない。
あなた:あの件はどうなった?
相手:あぁ、あの件ですね。いま調査中でして…(実はすっかり忘れていた)
なので、何かを依頼するときは必ず〆切を決めるはず。
販売にも〆切を
「〆切を決めないと人は動かない」のは、販売も一緒。いつでも買える商品には、お客さんはなかなか買う決断をしない。「また今度でいいか」となったら100%買ってもらえないと思ったほうが良い。
「いつ買うか」で迷わせてはいけない。
「今、買うかor買わないか」で迷わせないといけない。
この世の中は需要と供給で決まる。需要量に対して供給が少なければ、少々高くてもお客さんはなくなる前に急いで買おうと思う。だけど、需要量に対して供給が多ければ、急いで買う必要がなくなる。それどころか安くしてもなかなか買ってもらえない。今の日本をみれば、そんな商品であふれかえっているのがよくわかるはず。
なので、〆切を決めることで意図的に供給を制限しなきゃいけない。〆切と言ってもこれは日付だけに限ったことではない。
15個限定
3/10まで
番組終了後1時間以内
先着10人
浜松限定
創業祭
バレンタインデー
決算セール
〇〇限定カラー
などなど
本来は「いつでもどこでも誰でも」変える商品を、〆切をつくることで意図的に「今だけココだけあなただけ」に変えているに過ぎない。
しかしそうしないと残念ながらお客さんは動いてくれない。
あなたの商品は「いつでもどこでも誰でも」変える商品になっていませんか?
「今だけココだけあなただけ」商品に変えるには、どんな〆切を設定できそうですか?
今だけお友達募集中
アクシュ( ´ー`)⊃⊂(´ー` )アクシュ