マネジメントの話

短期間でベテラン経営者の頭脳に追いつく〇〇ゲームとは

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こんにちは、きくちはらです。

このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。

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ソニーで開発されたマネジメントゲーム

あなたはマネジメントゲームって知ってます?7月12・13日の2日間、BETTあかつか事務所さん主催のマネジメントゲームに参加してきました。マネジメントゲームとは

①人生ゲームやモノポリーの様にボードを使って進行する

②一人一人が社長となり、5~6社で業績を争う

③順番が来たら、仕入れ、製造、販売、採用、投資といった選択肢から意思決定をする

④1期(1年)終了後決算を行い、B/S、P/Lを作成する

⑤2日間で5期(5年)分の経営をする

超カンタンに説明するとこんな感じです。元々は昭和51年に西順一郎先生がソニーCDIで開発したものですが、その出来のよさと高い研修効果からソニーだけでなく日本中の企業・経営者にまで広がりました。講師が一方的に話す研修とは違い、ゲームをしながらの研修なので1日があっという間に終わってしまうというのが僕の感想です。やり始めのころはゲームをやった夜は必ず夢に出てきました(笑)う~ん、あれをこうして…、このタイミングで売って…、次はあそこを…違う違う、うわっ何やってんだ、そうじゃない…うぉぉぉーー!!

ガバッ、はぁ、夢かぁ…(汗)

ソフトバンク孫正義さんも愛好家

日本を代表する経営者である孫正義さんもマネジメントゲーム愛好家の一人です。ソフトバンクの料金プランもマネジメントゲームのシュミレーションによって決めているそうですし、孫さんの投資能力や意思決定が非常に速いのもゲームでの恩恵だといえるでしょう。なので孫さんはマネジメントゲームを「やったほうが良いというレベルじゃない、やらなきゃダメだ」と言ってソフトバンク社内でもマネジメントゲーム大会を開いています。ということは、経営者だけがやればいいわけではなく、幹部も従業員も「やらなきゃダメ」ってことですね。

実際、社員さんを連れて参加する社長もいるし、新入社員研修でマネジメントゲームを行っている企業もあります。社員さんがマネジメントゲームをやるといい理由は、社内に共通言語ができるからです。あなたの会社でも「客単価を…」とか、「集客策は…」とか、こんな言葉が飛び交うと思います。そういった言葉をマネジメントゲーム経験者ならではの共通言語で語り合えるので非常に話が早いのです。

ドラマや映画で軍や警察が敵基地を制圧するとき、リーダー格の人が指でなんか合図を出しますよね。各人がそれにうなずいて、次の合図とともに一気に制圧する。かっこいいじゃないですか。あんな支持の出し方してみたくないですか?

ゲームで使うボードやツールを自社に当てはめると、あたかも制圧部隊が見取り図を確認するかのように全社員が同じものを頭に描いて語り合うことができるのです。だから意思の疎通もスムーズだし、社長が言ってる事の意味も通じやすくなります。もしあなたが、「自分が言ってる事を、社員が理解してくれない」という悩みがあるなら、社員さんを連れて参加することをお勧めします。

作戦実行能力がレベルアップ

共通言語・共通認識を持てることのメリットはいくつかありますが、まずは経営計画にあるといえるでしょう。簡単に言うと作戦ですね。狙った通りの利益を出すための作戦。よくありがちなのが「〇〇をがんばる」みたいな曖昧な作戦ですね。残念ながらあなたの思う「がんばる」と、社員さんの思う「がんばる」にはズレがあるんですね。あなたの思う「がんばる」は「死ぬ気でがんばる」かもしれませんが、社員さんの思う「がんばる」は「いつもよりちょっとがんばる」だったりします(笑)

「いいか、がんばるってのはなあ…」と、一生懸命「がんばる」の定義を話し合ってたらあっという間に1年が終わっちゃいますよ。そんなことを話している暇があったら「去年10だったものを、今年は12にする。」と数字で決めたほうが良いですね。つまり「がんばる」じゃなくて「+2」を達成しようってこと。だって2は誰が見たって2ですから。「社長の出身地では2でも、僕の出身地では1でした」なんてことはないわけです。上から見ても、横から見ても、子供が見ても、おじいちゃんが見ても、2は2。

後は何をすれば+2が達成できるか。どんな行動をすれば+2が達成できるか。その作戦を社内で決めて毎週とか毎月ごとに

1.決めた行動をできているか

2.その行動の結果+2に近付いているか

をチェックすればいいだけです。

たった1年で経営者歴50年の経営者の頭脳に追いつく方法

マネジメントゲームの良い所は、決めた作戦の結果がすぐに出るところです。

だいたい20~30分後には出ます。作戦通りいけばいいですが、いかない事の方が多いですね。単に僕が下手なだけかもしれませんが(笑)

上手くいかなかった理由を探して、次のゲームではどう立て直すか作戦を立てて、また30分後にはその結果も出る。実際の経営なら何年もかかることを数時間の間に体験できるわけです。そんなことを何度も繰り返していけば、当然作戦を立てるのがうまくなっていきますよね。ということは、ベテラン経営者の頭脳になるために何十年もかけなくていいという事です。マネジメントゲームは2日間で5年分の経営を経験します。だから2日間の研修に10回行けば=50年なので、それだけで経営者歴50年のベテラン経営者と同じ経験を得ることができるのです。

孫さんが「やらなきゃダメ」と言った理由が分かりますよね?

あなたはまだ徒歩で勝負しますか?それとも新幹線に乗り換えますか?

 

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