こんにちは、きくちはらです。
このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。
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競争のルール
あなたの業界では、どんなルールや軸の下で競争が展開されていますか?
価格?
ボリューム?
早さ?
もし競争の軸が価格なら、他店より1円でも安くする必要があります。あるいは同じ価格だけどおまけがつくとか、送料がサービスになるとか、他店があきらめるか、潰れるまで熾烈な戦いが続きます。
「ボリューム」が軸の場合、A商品が「タウリン1,000mg配合」を謳えば、B商品が「うちは1,500mg配合です」と対抗し、遂にC商品が「いやいや、うちは2,000mg配合です」と激しいタウリン競争が起こります。
「早さ」が軸の場合、宅配ピザ業界が典型ですが、A社が30分ならうちは25分でやります。するとB社が20分を打ち出したり、肝心のピザの味はそっちのけで早さ競争が展開されます。
その軸、お客さんは望んでいるの?
各業界ごとにいろんな軸・ルールで競争があると思いますが、あなたの業界で起きてる競争の軸は「そもそもお客さんが望んでいる」ものですか?味よりも早さを求めていますか?タウリンの配合量が大切ですか?大切ならなぜ「タウリンそのもの(実物は知らんけど)」を売らないんですか?
もし、不毛な競争をしているならば、今一度基本に立ち返り、お客さんが望んでいるものは何か?お客さんが解決してほしいことは何か?そこから始めた方がいいですね。
たとえば「トイレットペーパー」は価格の競争もあれば、シングルロールやダブルロールなど、ロール数競争もある商品です。そのトイレットペーパーを、お客様の声に基づいた全く新しい軸で商品開発したのがあの「マツモトキヨシ」です。
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持ち歩くことが楽しくなる:マツキヨのトイレットペーパーが世界のデザイン賞受賞 どんなデザイン?
マツモトキヨシホールディングスは4月10日、同社のプライベートブランド「matsukiyo」のトイレットペーパーがドイツの世界的に権威のある「iFデザインアワード」を受賞したと発表した。
今回受賞した「matsukiyo」のトイレットペーパーには、ラジカセ、お買い物バッグ、赤ちゃん――などがパッケージにデザインされている。
「トイレットペーパーを持ち帰るのが気恥ずかしい」という消費者の意見をもとに、街中でも持ち歩くことが楽しくなるような、ユニークで人目を引くデザインを目指した。
一部店舗では買い物バッグのデザインが既に発売されている。ラジカセタイプは4月中旬、その他のデザインについても順次全国(一部店舗を除く)の店舗で発売する予定。
同製品は世界的なパッケージデザイン賞「ペントアワード」のボディケア部門最高賞、世界三大広告賞の1つ「クリオ賞」の銀賞を受賞しており、今回の受賞で3冠目となる。
引用元:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1804/10/news122.html
あなたのお客さんは何に悩んでいますか?
「matsukiyo」のトイレットペーパーには、通常のパッケージにあるような「長さ表示」や「ロール数表示」がない。あくまでも「持ち帰るのが気恥ずかしい」という悩みを解決するためのパッケージになっている。結果的にこれまでの業界の軸を壊す商品が出来上がり、パッケージデザインで受賞するおまけまでついてしまった。
あなたがやるべきことは、
お客さんに悩みを聞く
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その悩みを解決する商品をつくる
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業界の軸を壊す、新基軸を打ち出す
あなたもこの流れで新しい軸を打ち出してください。あなたのお客さんが喜ぶのはもちろん、その軸に共感する人が集まることでしょう。
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