マーケティングの話

飲食店では継続課金制度を導入できないと思っているあなたへ

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こんにちは、きくちはらです。

このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。

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継続課金制度とは

あなたは日常生活でどんな「継続課金制度」を利用していますか?えっ、そんなもん利用してないですって?そんなことはないはずです。継続課金制度とは、その都度注文しなくても毎月自動的に商品が提供されて、毎月自動的に引き落とされるか、最初にまとめて支払う制度のことですよ。そう考えると…

・電気

・ガス

・水道

・電話

・新聞

・NHK

・保険

・携帯電話

少なくともこれくらいは継続課金制度を利用しているはずです。さらに、人によっては

・ウォーターサーバー

・警備会社

・スポーツクラブ

・頒布会

・健康食品の定期お届け

・ファンクラブ

・〇〇会・会費

などなど、実にたくさんの継続課金制度を利用しているのです。

飲食店でも一定の条件が揃えば可能

飲食店の場合は「食事の後に料金を払う」のが一般的で、先に挙げたような継続課金制度にはなじまないとされるのが一般的です。しかしながら、継続課金制度の一番の魅力は、「あらかじめ売上が確定する」ことにあります。飲食店の場合は、その日の天気や、近隣の競合等の影響を受けやすく、売上が不安定なため「あらかじめ売上が確定する」ことは大変な魅力です。

そこで、①特に需要の多い地域限定で、②テイクアウトに限り、飲食店の継続課金制度導入を試みているのが「POTLUCK(ポットラック)」です。

↓↓↓

ランチ難民救う、月額定額制のランチテイクアウトサービス「POTLUCK」

ランチの時間くらいゆっくりして、午後の仕事に備えたいーー会社に出社すればなかなか息をつく暇もないからこそ、ランチタイムをリフレッシュの時間として大事にしている人も多いだろう。

ただオフィス街では、なかなかそう簡単にはいかない。特に12時すぎはどのお店も混み合っていて、店の外まで並んでいる所も珍しくない。席が確保できたとしても、待っている人が大勢いればくつろぐのも気がひける。

「ランチ難民(昼食難民)」なんて言われることもあるけど、この問題を少しでも解決することはできないか。そんな思いから生まれたのが、月額定額制でさまざまな飲食店のランチをテイクアウトできる「POTLUCK(ポットラック)」だ。

SNSでもちょっとした話題になっていたので目にした人もいるかもしれないが、開発元のRYM&COは5月23日より同サービスの事前登録受付を開始。まずは今夏〜今秋を目処に、渋谷や恵比寿など一部エリアにてβ版を提供する計画だ。

サブスクリプション型のランチ持ち帰りサービス

POTLUCKは今風に言えば、サブスクリプションモデルのランチ持ち帰りサービスといったところだろうか。

ユーザーは30日間有効のチケットを月額料金で購入し、登録されている店舗の中から好きなお店を選んで事前にランチを注文。あらかじめ指定した時間に店舗まで足を運べば、行列に並んだりする必要なく食事を受け取れる仕組みだ。もちろん各店舗で決済をする手間もない。

テイクアウトの事前予約・事前決済という点では、海外で拡大する「モバイルオーダー&ペイ」サービスと共通する部分もある。関連するサービスとしてTechCrunchでも先日「PICKS」を展開するDIRIGIOを紹介した。

POTLUCKの場合はそこにサブスクリプションの仕組みを取り入れている点が特徴だ。価格は利用頻度にもよるが、1食あたり600〜680円。前日17時〜当日10時までにメニューと受け取り時間を指定する(平日限定)。

RYM&CO代表取締役の谷合竜馬氏によると「(飲食店とユーザーが)継続的に関係性を構築していけるような仕組みを作りたかった」ことからサブスクリプション型を採用。ある種ファンクラブに近いようなコミュニティサービスをイメージしているそうで、シンプルなテイクアウトの事前予約・決済ではなくあえて継続課金モデルを選んだ。

「新規でオープンしたお店や、もっとランチに力を入れていきたいという店舗にとっては、新しい顧客との最初の接点にもなる。試食のような感覚で、飲食店が顧客と関係性を築くきっかけとして使えるサービスにしていきたい」(谷合氏)

POTLUCKであればユーザーは30日間有効のチケットをすでに複数枚持っているので、それを使い切ろうと積極的にサービス内の店舗をチェックするユーザーは多そうだ。単発のテイクアウト予約サービスに比べ、新しい店舗が目を向けてもらえるチャンスは増えるだろう。

ランチタイムの混雑から解放され、有意義な時間を過ごせるように

RYM&COは2017年11月の創業。フリーランスとしてCAMPFIREの運営やNPOの支援に携わっていた谷合氏が立ち上げたスタートアップだ。

もともと谷合氏自身が冒頭でも触れたような、ランチタイムの“混雑萎え”を経験。当時のオフィスでは弁当のデリバリサービスのようなものがあったが、あまり利用しなかったという。

「とにかく空腹を満たしたい、外にでる時間がないけど何か食べたいといった場合には便利だった。ただランチタイムにリフレッシュしたい、食の時間を大切にしたいと思った時には、もっとさまざまな弁当から選べた方が良いと感じた。(デリバリーではなくテイクアウトにすることで)あえてオフィスから少し出てみると、気分転換にもなる」(谷合氏)

米国では同様のモデルで成長する「MealPal(ミールパル)」というサービスもある。オフィスから外にでる手間は発生するので面倒に感じる人もいるかもしれないが、それでもテイクアウトへのこだわりは強いようだ。

ボックスやクラフト紙にもこだわりがあるという

3月には3店舗と約20人のユーザーを対象に1ヶ月のテストを実施。特に食へのこだわりが強い女性からの反響が大きかったという。また店舗からも大きな手間がかかることなくテイクアウトを導入できるという点で、反応が良かったそうだ。

「外食中心で混雑疲れしている人や健康面が気になっている人には相性がいい。店舗にとっては予定の時間に合わせて作っておけば、あとは手渡すだけ。だいたい数秒で終わるので、そこにちょっとした“余白”ができ、お客さんとの間にコミュニケーションが生まれるきっかけになりうる。単にオーダーをして受け取るだけでなく、双方の関係性を育めるようなサービスにしていきたい」(谷合氏)

発表から3日でユーザーの事前登録数はすでに100人を超え、店舗からの問い合わせも数件合ったそう。今後はサービスの改良と飲食店の開拓を進めながら、まずは渋谷、恵比寿、代官山、表参道あたりからエリアを絞り、β版の提供を目指す。

引用元:https://jp.techcrunch.com/2018/05/31/potluck/

サブスクリプションとは?

サブスクリプション

【英】subscriptionサブスクリプションとは、寄附・署名、新聞や雑誌の定期購読などを意味する英語である。IT用語としては、サービスなどの利用の権利を特定期間内に限り許諾・提供する方式を指す。

サービスの提供形態において、月などで期間を区切って利用契約を行う方式のサービスを「サブスクリプションサービス」と呼ぶことがある。いわゆる月額制、定額制と同義で扱われることが多い。料金はあらかじめ一定であり、利用期間内はいわゆる使い放題となっているサービスが多い。

ソフトウェアのライセンス形態において、年などで期間を区切って利用権利を提供する方式は「サブスクリプション契約」と呼ばれることが多い。

引用元:https://www.weblio.jp/

提供される商品によって、その解釈に多少の違いはあるものの、継続課金制度とほぼ同じ意味ととってよいかと思います。

・都度払いではなく、まとめ払い

・商品に対して課金するのではなく、期間に対して課金する

継続課金制度の5つのメリット

経営者にとっての継続課金制度のメリットは以下の通りです。

1.時間の経過とともに売上の基盤が強固になる

時間の経過に従って、会員数を増やしていくことができます。通常飲食店では月が明ければまた0からのスタートということになりますが、会員数が増えるに従い「あらかじめ確定する売上」が増えていくので、翌月の最低売上が確定するだけでなく、1年後、2年後、3年後と、最低売上の基盤がどんどん高くなっていきます。飲食店経営者にとって、0からのスタートと、最低でも50万円は確定しているのとでは精神的にも大きく違うでしょう

2.リピート率が上がる

あらかじめ料金を支払っているので、未払いの場合よりも来店の動機は高くなり、当然リピート率は上がります。万が一来店が無くても、既に料金は頂いているので損することはありません。間違ってもドタキャンで用意した食材がムダになる事はありません。

3.決済が楽

何度も言いますが、既に料金は頂いているので、利用時は決済する必要がありません。ランチタイムの忙しいときは、お会計のやり取りがいらないだけでもオペレーション的に楽になります。人手不足といわれる飲食業界では特にです。そして会計にまつわるトラブル、お釣りが多い少ないとか、従業員がポケットに入れてしまうといった行為を防ぐことにもつながります。

4.来なくても売上は確保できる

2でも触れましたが、来店が無くても既に料金は頂いているので、お店側が損することはありません。スポーツクラブなどはその典型で、毎月引き落としされるけど行ってない会員さんのいかに多い事か。場合によってはそんな会員さんがいることも見越して施設のキャパ以上の会員さんを受け入れているかもしれませんね(笑)

5.資金管理が楽

毎月の売上が事前に確保できるとともに、現金のやり取りが減る分、入金処理や盗難対策などの業務が減って資金管理が楽になります。

以上、継続課金制度を導入するメリットをお伝えしました。このような支払い方法が、あなたの業界では一般的ではないとしても、POTLUCKのように一定の条件が揃えば可能になるのではないでしょうか?どういう条件が揃えば継続課金の導入が可能になりますか?もし、継続課金が導入できれば、あなたにはどんなメリットがありますか?一考の価値はあると思いますよ。

 

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