マネジメントの話

【衝撃カレーパンサンド】他所から成功事例を持ってくる基準

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こんにちは、きくちはらです。

このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。

日本のお家芸

他国(とくにアメリカ)で発明された商品・サービスを、さらに改良をして日本で販売する。こういった手法は戦後日本では様々な業界で行われていましたし、場合によっては本家を市場から追い出した例もありますよね。自動車、電化製品、コンビニチェーン、などなど。日本はこういうのがホントに得意です。

今回紹介する商品も、他国の食文化を参考に商品化されたものですが、「あぁ、今どきはそうくるか」という何とも言えない気持ちになる商品です。

↓↓↓

「カレーパンサンド」は実在した。カレーパンを食パンで挟んだ新商品に衝撃走る

東北6県限定で4月1日から発売。フジパン担当者「ここまで反響あるなんて…」

カレーパンは美味しい。サンドイッチも美味しい。だからといって、まさかカレーパンをサンドイッチで挟んだ商品が店頭に並ぶなんて。フジパンの新商品「カレーパンサンド」にネット上で衝撃が走った。

 

■「食パンにカレーパンをはさんじゃいました」

4月4日、Twitterに「カレーパンサンド」の写真が投稿されると、「なぜ、こいつを挟んだ?」とネット上で戸惑いの声が広がった。

パッケージには「食べて満足!!」のキャッチコピーとともに「食パンにカレーパンをはさんじゃいました」と堂々と書いてあった。

しかし、エイプリルフールのジョークか、よく出来たコラ画像の可能性も捨てきれない。

そこで5日、製造元とされるフジパン株式会社(名古屋市)に問い合わせたところ「うちの商品で間違いありません」と回答があり、実在する商品であることが明らかになった。

同社の「金城軒カリーパン」を食パンで挟んだ。食パンとカレーパンの間には、辛子入りマヨネーズが塗られている。オープン価格だが、参考価格は税込108円。

いかにもカロリーが高そうだが、342キロカロリーとピザパンなどと同程度だ。

 

■これが「カレーパンサンド」だ!

フジパン提供

フジパン提供

 

■台湾の「揚げパンサンド」をヒントに開発

しかし、公式サイトでも商品紹介はない謎の商品。どこで売っていて、何で企画したのだろう。ハフポスト日本版は、フジパン・マーケティング部の担当者に電話取材した。以下、そのやり取りだ。

— いつから、どこで売っていますか?

青森、岩手、秋田、福島、宮城、山形の東北6県で4月1日から発売しています。スーパーマーケットなど量販店のみで販売しており、コンビニでは取り扱っていません。

— なぜこのような商品を企画したのですか?

商品開発担当者によると、台湾で揚げパンをパンで挟んで食べている事例があることにヒントを得て「日本でも受けるかどうかやってみよう」と発案したそうです。東北エリアの担当部署が発案したため、試験的に東北エリア限定で発売しました。

— 売れ行きはどうでしょう?

発売したてですが、出だしは好調です。

— 全国展開は?

今は全くの白紙です。反響次第では検討するかもしれません。

— ネットでは大反響ですよ

弊社の新製品が、ここまでネット上で反響を呼ぶのは異例なので、うれしい一方で驚いています。

— ちなみに実際に召し上がりましたか?

東北限定ということもあり、まだ食べてないです。

引用元:https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/05/curry-pan-sand_a_23403630/

 

「売れるか売れないか」だけでない

「食べてないんかいっ」あなたもそんなツッコミを入れたくなる記事でしたね。アイデアを他所から持ってくる時に、これまでの基準は間違いなく「売れるか・売れないか」だったと思います。しかし、今は少し違いますね。今は「売れるか・売れないか」の軸だけでなく「拡散したくなるか・ならないか」という軸もあるからです。カレーパンサンドが話題になったきっかけがSNSだったことを見てもおわかり頂けると思います。エイプリルフールも近年は基本的に「話題作りのイベント」という感じが定着しています。

思わず二度にしたくなる

カレーパンサンドを思わず拡散したくなるのは、「思わず二度見」感が満載だからです。

店員:新発売のカレーパンサンドいかがですか

お客:へぇ~、カレーパンサンドねェ…ん、んんん。カ、カ、カ、カレーパンサンドォォォ???

カレーパンで完結しているのに、さらにパンで挟みますか?マジですか?正気ですか?

さて、あなたの商品で「既に完結している」のに、無駄にどうにかすることで「思わず二度見」感を作り出す事はできないだろうか?

お客さんの頭を「平常時」から「パニック状態」へと持って行き、「わぁぁぁぁ、大変だァ、だだだ誰かに伝えなきゃぁ」となる商品を作り出す事はできないだろうか?

従業員さんと話し合ってみれば盛り上がるだろうし、かなり良い頭の体操にはなると思うよ。

ちなみに商品化する時は自己責任でお願いします(笑)

 

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