マーケティングの話

お客さんの不満を満足に変える?忍者タクシー見参

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こんにちは、きくちはらです。

このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。

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訪日外国人観光客の不満トップ3は

2020年東京オリンピックに向けて、日本を訪れる外国人観光客は増えていく事が予想されます。そこで、訪日外国人旅行者がストレスなく快適に観光を満喫できる環境整備を促進する必要から、観光庁は「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」を行い、「訪日中に困ったこと」の回答をとりまとめました。

出典:http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000233.html

訪日中に困ったこと

1位:コミュニケーション

2位:通信環境

3位:多言語表示

1位と3位を合わせると、実に半数以上の56.5%の訪日外国人が「言葉の壁」を挙げています。しかしながら、これはお互い様ですよね。私たち日本人が諸外国へ行けば同じように言葉の壁にぶつかるわけですから。

言葉の壁はお互い様

僕もラスベガスへ行ったとき、タクシーの運転手さんとこんなコミュニケーション問題が起きました。

僕:(いい発音のつもりで)「シーザースパレス!」

運:「シーザースパレス??」

僕:「オーイェー、シーザースパレス!」

運:「ホワッツ??」

僕:(ホテルのパンフを見せながら)「ディス、ホテル、シーザースパレス!」

運:「オォ、シーサースパレス。シー、サース、パレス」

僕:いやいやいや、大体の文脈でわかるだろっ!!理解する努力、プリーーーーズ!

どこへ行っても大体こんな感じでした。もちろん日本語表記なんてありません。でも、それを承知の上で行ってるから、別に不満に感じたりはしません。訪日外国人観光客の皆さんも、言葉の壁は「承知の上」で来てるはずなので、今さら困った顔されてもコッチも困ります(笑)

しかし、そんな外国人の不満を吹っ飛ばすかのように、横浜のタクシー会社「三和交通」さんが外国人観顧客向けにこんなサービスを始めました。

↓↓↓

三和交通が新たな施策:運転手が「忍者」「SP」のコスプレ タクシー会社が“真面目にふざける”ワケ

2018年06月11日 12時19分 公開

タクシー会社の三和交通(横浜市)は6月11日、ドライバーが忍者やSP(要人警護担当の警察官)にふんして運転するサービス「忍者でタクシー」「SP風TAXI」を始めた。日本文化に興味がある訪日外国人が主なターゲットで、ドライバーは記念撮影などに応じる。「SNSなどでネタにしてほしい」という。

“役作り”も徹底

「忍者でタクシー」のドライバーは、「~でござる」「拙者は~」などの“忍者用語”を用いて接客する。おりがみ製の手裏剣も携帯する。同社は「空港などへの送迎サービスにも対応する。忍者が空港で待っていると、訪日客の方に喜んでもらえると考えている」(広報担当者)と期待を語る。

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三和交通の「忍者でタクシー」のイメージ

「SP風TAXI」のドライバーは、ダークスーツにサングラスの“SP風ファッション”に身を包んで接客するが、「お客さまの警護はできません。強そうに見えますが、弱いです」(広報担当者)とのこと。会話中はポーカーフェースで、武器として水鉄砲を携帯するなどの“役作り”も行う。

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三和交通の「SP風TAXI」のイメージ

車内で水や折り畳み傘、マスクの販売なども行う。実施エリアは東京23区、東京都多摩市、埼玉県、横浜市の一部地域。通常のタクシー運賃+1000円で利用できる。

認知度アップで顧客・若手スタッフを獲得したい

同社は2月にも、ドライバーが歌舞伎役者の後見役「黒子」の衣装を着用して運転するサービス「黒子のタクシー」を開始。Twitterなどで話題となり、中国のメディアでも取り上げられた。

だが「話題にはなったが、利用者数は伸び悩んだ」(同社)。“面白タクシー”をさらに拡充し、「認知度を上げ、より多くの顧客を獲得したい」という。

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両サービスの特徴

ユニークな取り組みを行うことで注目度を高め、若い人に三和交通を知ってもらう狙いもある。「タクシー業界はスタッフの年齢層が高いイメージが定着しており、新卒採用を行ってもなかなか応募者数が伸びない。こうした状況を変えたい」と意気込む。

今後も月に1回程度新たなサービスを発表し、さらなる知名度向上と顧客獲得を図っていくという。三和交通は「当社の取り組みをきっかけに、業界全体を盛り上げたい」と話している。

引用元:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1806/11/news076.html

「不満」を「満足」に変えるには?

「Twitterなどで話題となり、中国のメディアでも取り上げられた。だが「話題にはなったが、利用者数は伸び悩んだ」(同社)。」

なんか切ないですね。このノリは嫌いじゃないけど、何か惜しい…。

なぜ利用者が伸び悩んだのか?やはり言葉の壁を感じている外国人観光客にとって、そもそも「タクシーを呼ぶ」こと自体、ハードルが高いのではないでしょうか。しかも忍者を指定で。さらに、プラス1,000円で。

なので空港担当者は一律忍者タクシーと決めてはどうでしょうか?外国人の皆さん、きっと二度見しますよ。いや、三度見するかも(笑)これなら手を上げればいいだけです。「乗せてくれ」と言われたら、そこでプラス1,000円を多言語で説明する巻物を提示。記念撮影代と考えれば、きっと納得してくれるでしょう。言葉の壁も「忍者は外国語を話しません」と表示すれば、外国人も「ですよねー」となるはず。

あなたは何ができる?

さて、あなたのお客さんの「不満」は何ですか?お客さんに聞いて、ちゃんと把握できていますか?

そして、その不満を解消し、満足に変えるためには何ができますか?

忍者?それともSP?はたまた〇〇?

 

 

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