マーケティングの話

弱小企業は、このプロレス団体から学べ

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こんにちは、きくちはらです。

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新日本プロレスが過去最高業績

新日プロがV字回復、業績過去最高へ 1円からコスト削減 「プ女子」や外国人も熱狂

2018.6.6 06:45

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/180606/cpd1806060645001-n1.htm

の記事によると、2018年7月期の売上が20年ぶりに塗り替える見通しで、5年前の債務超過から、無借金経営へV字回復を果たしたようです。

そのために行ったことは、主に

・1円でも社長の決済ルールを設定

・相見積の導入

・予算を立てて毎月の予実管理

・営業所の削減など、財務リストラ

・大規模会場→中小規模会場での開催

・レスラーの積極的なメディア露出などなど

この業績回復それ自体は非常に明るい話題なのですが、そうはいっても新日本プロレスは業界の老舗であり、大手団体です。これも株主であるテレビ朝日や、大手芸能プロダクションの協力があったからできたこと。

大小100以上あるといわれているプロレス団体は、そのほとんどが苦しい経営を余儀なくされています。

もしもあなたがこんな団体経営者だとしたらどうしますか?

あなたは仮にプロレスラーだとしましょう。あなたが所属していた小さな団体が解散してしまいました。あなたは大手の団体に入団できるほどの体格も知名度もありません。仕方がないので、下記のようなないない尽くしの状態で新団体を設立することになりました。果たしてどのような戦略で団体経営をしますか?

・資金なし

・頼れる師匠なし

・スターレスラーなし

・ファンなし

・メディア取材なし

 

人気団体となったDDT高木社長の軌跡

DDT 高木三四郎社長

実際に、そのような状況から人気団体になったDDTの高木社長(兼レスラー)がとった手法が、大手のやらないことをやる、誰もいないところに旗を立てる、というものでした。

その高木社長の軌跡はこうです

・レスラーとして所属していたプロレス団体PWCがある日突然解散

・1997年、大手団体に所属経験なし、師匠なしの若手レスラー3人で新団体立ち上げ

・プロレス専門誌からも見向きもされない

・「お前らみたいなのがプロレスなんてやってんじゃねーよ」といった心無い声を多数あびる

・大手のプロレス団体のスタイルは「強さの追及」

・大手がやっていない「エンタメ」のポジションが空いていることに気付く。

・路上やクラブで劇場型エンタメプロレスを展開

・他団体に先駆け、YouTubeやSNSで情報発信

・コギャルが会場に来るようになり、メディアに取り上げられるようになる

・「ショービジネスプロレス団体」としてオンリーワンになる

・経営の苦しい他団体の経営再建も務める

そんな高木社長が、メディアから若い起業家へのアドバイスを求められた時の言葉が

「他と違うことをやりなさい」というもの。

あなたの業界の「空き地」を探せ

さて、あなたの業界の大手企業はどことどこですか?それら大手企業が追及しているものは何ですか?逆に大手企業がやっていない「空いているポジション」はどこですか?

 

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