マーケティングの話

他社の協力でビジネスを加速する「コラボの原則」

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こんにちは、きくちはらです。

このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。

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動物界の協力関係

あなたはアカハシウシツツキという鳥をご存知でしょうか?

出典:ww.woodpecker.me/bird/red-b_oxpecker/index.html

アカハシウシツツキは水牛、キリン、イボイノシシといった他の動物の「掃除屋」で、体表の寄生虫を食べてくれるそうです。動物たちもアカハシウシツツキを追い払うようなことはせず、されるがままにしています。時には、歯の間に詰まった食べ物もついばんでくれます。動物たちにとっては、体や口の中を掃除してくれるメリットがあり、アカハシウシツツキにとっては、他の動物の歯間や肌にある食べ物をついばむことで、必要な栄養が得られるというメリットがあります。

出典:www.express.co.uk

このような協力関係を、ビジネスでは「コラボレーション」とか「ジョイントベンチャー」といいます。

ジョイントベンチャー4つの基本モデル

「逆説の仕事術」の著者である鳥内浩一さんは、その著書の中で4つの基本モデルを紹介しています。

1.共同集客モデル

共同でイベントやキャンペーンを行い、双方の顧客にアプローチしてお互いの顧客層の拡大につなげるモデル。

2.相互送客モデル

あなたの商品を私のお客さんに紹介するから、あなたのお客さんにも私の商品を紹介して下さいというモデル。

3.代理店モデル

フランチャイズとして仕組一式を提供するケースや、商品を売ってくれたら販売手数料として〇%を支払うケースなど。

4.コンテンツ提供モデル

自分の商品やブランド力を相手に提供する事で、相手のビジネスのプラスになるケース。

湖池屋と永谷園はどのモデル?

では、下の記事にある「湖池屋×永谷園」のコラボ企画は、どのモデルに当たるでしょうか?

↓↓↓

食品・飲料メーカーが〝禁断”を公認、コラボで新たなおいしさ提案

ポテチ茶づけなど

湖池屋と永谷園はポテチ茶づけを公認し、キャンペーンを実施

湖池屋と永谷園はポテチ茶づけを公認し、キャンペーンを実施

 食品・飲料メーカー各社がコラボレーションにより、新たなおいしさを提案する企画が相次いでいる。ポテトチップスにお茶づけを合わせる「ポテチ茶づけ」や、カフェラテとシリアルの一種「グラノーラ」の組み合わせ、冷凍食品とビール類を合わせて「家飲みセット」など。各社が商品の特長を生かし、新しい食べ方を作り出すことで、話題づくりとともに販売の相乗効果を狙う。

永谷園は、湖池屋の新商品「KOIKEYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩」に、お茶づけを合わせるポテチ茶づけを、“公認”し、キャンペーンを実施した。一部のポテトチップスのユーザーが楽しむという“禁断のグルメ”に着目した。

サントリー食品インターナショナルは牛乳を加えてカフェラテがつくれる濃縮タイプの「ボス ラテベース モーニングバナナラテ」を29日に期間限定で発売した。これに合わせてカルビーのグラノーラ「フルグラ」を組み合わせてつくるスムージーを提案する。

また、味の素冷凍食品(東京都中央区)とサントリーグループは、お酒とおつまみがワンコイン(500円)で楽しめる「家飲み」のキャンペーンを始めた。店頭の冷凍食品と酒類の双方の売り場で、家飲みの組み合わせを提案する。

それぞれキャンペーン期間中には、対象商品や関連する機器をプレゼントする企画を並行して実施する。各社とも自社商品などを単独でPRするだけでなく、他社商品と組み合わせて、新しい味わいや食べ方を訴求。そこから新たな商品開発の可能性も見えてくる。

日刊工業新聞2018年5月30日

引用元:https://newswitch.jp/p/13118

正解は?

答え:4.コンテンツ提供モデル

コンテンツ提供モデルとは、「自分の商品やブランド力を相手に提供する事で、相手のビジネスのプラスになるケース。」でした。他のモデルも十分あてはまりそうですが、少なくとも記事から読み取れる範囲では、永谷園が行うキャンペーンで、湖池屋のポテチを公認しているようです。なのでコンテンツを提供してるのは「湖池屋」ということになります。湖池屋がコンテンツを提供する事で、永谷園のお客さんにとって「食べ方のバリエーションが増える」とか、「話題性」というメリットがあります。

あなたのビジネスの場合…

1.誰と共同集客するとお互いにメリットがありますか?

2.誰と商品を紹介しあうとお互いにメリットがありますか?

3.誰に販売を手伝ってもらうとうまくいきそうですか?

4.誰にコンテンツを提供できそうですか?または、誰のコンテンツがあなたにとってプラスになりそうですか?

 

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