マネジメントの話

【遂に来た】セブンのアマゾン対抗策。その時あなたは…

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こんにちは、きくちはらです。

このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。

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セブンエフェクトは起きるか?

あなたもきっと、いち消費者としてネットでお買い物をしますよね?ちょっと前に、「アマゾンエフェクト」という言葉が良く聞かれたのはご存知ですか?「アマゾンエフェクト」とは、アマゾンドットコムの快進撃によって、アメリカの様々な産業で業績が悪化している現象のことをいいます。被害(?)を受けているのは、書店だけでなく百貨店、スーパー、生鮮品、衣料品、家電量販店、コンテンツ産業など幅広い業態におよびます。「アメリカで起きていることは、近い将来必ず日本でも起きる」説もあり、日本ヤバいかも、アマゾンエフェクトから身を守れみたいな話がたくさんありました。

通常僕たちが買い物をするときは、お店まで出向いて行って、買ったものを持って帰ってくるわけですが、アマゾンは手元のスマホやPCでチャッチャっとやるだけで、翌日には玄関先まで届けてくれます。どうせ同じものを買うのであれば、よりやすい方、より便利な方へ流れるのは宿命ですね。

そして、日本では、セブンイレブンの「ネットコンビニ始めます」なニュースが話題になっています。ただし、話題になっているのは2つの意味があります。1つは「画期的だね」という意味、そしてもう1つは「働く人が可愛そう」というもの。このニュースあなたはどう思いますか?

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セブン、「ネットコンビニ」拡大に向けた難題

新規顧客の開拓狙うが、現場負担増の懸念も

セブン-イレブンでは2017年10月から北海道の一部店舗で、ネットコンビニのサービスを開始。現在、1日1店あたり平均3件、客単価2000円の注文があるという(記者撮影)

「2800の商品が瞬時に届けられる。2万店のリアル店舗を持っているわれわれしかできないサービス。今後の大きな成長の柱として期待している」。セブン-イレブン・ジャパンの古屋一樹社長は自信たっぷりにそう語った。

セブンは5月10日、北海道の一部地域で実験しているネットコンビニの展開を拡大していくと発表した。ネットコンビニとは、客がスマートフォンからコンビニエンスストアで扱うおにぎりや弁当などの商品を注文し、店舗に在庫があれば最短2時間で自宅など指定した場所に配送されるというサービスだ。

日販は最低2万円をもくろむ

注文は午前5時~7時の2時間を除き、24時間受け付ける。配送は午前11~午後8時の間で、1時間単位での指定ができる。先行して実験している北海道地区の場合、配達料は216円(税込み・以下同)。最低注文額は1000円で、3000円以上の注文をすると配達料が無料となる。

ネットコンビニでは、セブン店舗内のサンドイッチやおにぎりなどの食品に加え、日用雑貨なども届ける(撮影:大澤誠)

全国2万店超の店舗網を生かした宅配サービスを展開することで、新たな顧客の獲得や、店舗の日販(1日当たり1店売上高)を向上させるのが今回の取り組みの狙いだ。セブンの2017年度の全店平均日販は65.3万円と業界トップだが、ここ数年伸び悩んでいる。会社側としてはネットコンビニの導入で最低2万円程度の日販上積みをもくろむ。

現在、北海道の札幌市や小樽市の25店のみで実験しているが、2019年8月までに北海道の全店舗(約1000店)にサービスを拡大する予定だ。2019年度中には全国の加盟店にもサービスへの参画を推奨していきたいとする。

ただ、サービス拡大にあたっては課題も見受けられる。最大の問題は店舗オペレーションの負荷だ。

今回のネットコンビニは利用する際には、まずスマホで依頼する店舗を選んだうえで、商品を注文する。注文を受けた店舗の従業員は、注文された商品が店舗にあるかを確認し、タブレット端末に在庫の有無を入力。その後、在庫状況は注文した客のスマホにショートメッセージで届く。在庫がなかった場合、客は再度購入する商品を決めるか、キャンセルするかを選んで、ようやく注文が確定。従業員は商品を売り場からピックアップし保管、配送会社に引き渡すという流れだ。

加盟店オーナーからは不安の声も

このようにコンビニ店舗の従業員は、在庫確認や商品のピックアップなど作業量の増加が懸念される。古屋社長は「加盟店はすごく関心を持っている。やるやらないは加盟店の判断だが、店にそんなに負荷がかかるものではない」と強調する。

注文はスマートフォンから行い、北海道地区では3000円以上の注文で送料無料となる(写真:セブン&アイ・ホールディングス)

だが、関東地区でセブン店舗を運営する加盟店オーナーは「ネットコンビニは、いつ注文が入るかわからない。即時性が求められるサービスだと思うが、オーナーや従業員が注文状況のチェックに張りつくわけにはいかない」と不安を口にする。

すでにセブンは、食品を中心とした宅配サービス「セブンミール」を展開している。通常のセブン店舗にはない健康志向の弁当や調理キットなども扱っているのが特徴だ。配達方法は加盟店のスタッフが担うか、加盟店が配達料を負担して外部に委託するかの2通りだ。前出のオーナーは「配達にコストがかかり、赤字。自分の周りのオーナーはセブンミールの取り扱いをどんどんやめている」と打ち明ける。

今回のネットコンビニの配送を担うのは2017年に業務提携したセイノーホールディングスが設立した宅配子会社、GENIe(ジーニー)だ。加盟店はジーニーに配達料を支払う必要がある。会社側は「加盟店が負担するが、本部も金銭的にバックアップする」と説明。古屋社長も「客単価2000円として1日3件注文があれば店の損益分岐点を下回らない」と話すが、思惑通りいかなければ加盟店の負担が増すこともありえる。

首都圏で需要が見込めるのか

サービスそのものに対する需要も未知数だ。買い物難民が想定される地域であれば一定の需要は見込めるかもしれない。だが、店舗数の多い首都圏や中核都市でも、現在実験しているエリアのような需要が見込めるのだろうか。さらに、全国展開を視野に入れる中、配達を担うジーニーについても、十分なドライバーを確保できるのかも不透明だ。

セブンの古屋一樹社長は配達を担うジーニーのドライバーについて、「地域に住んでいる女性を中心に、問題なく採用できるだろう」と語った(記者撮影)

コンビニを中核事業とするセブン&アイグループは、デジタル戦略の転換点を迎えている。2015年11月に立ち上げたグループ統合ECサイト「オムニセブン」は軌道に乗らず、2017年度決算ではオムニセブンにかかわるソフトウエアの大半が減損処理され、234億円の損失を計上した。

目下、会社が掲げるデジタル戦略のキーワードは「CRM(顧客関係管理)」。6月からはコンビニのセブンや総合スーパーのイトーヨーカドーを皮切りに、業態ごとにスマートフォンアプリを順次立ち上げる。客の購買行動をリアル店舗でも把握、新しいサービスにつなげる狙いだ。

ネットコンビニは、新たに立ち上がるセブンアプリとは別のWebサービスを活用する。短期間に多くの新サービスが乱立する事態となり、消費者側からはわかりづらさもあるだろう。会社側はネットコンビニをデジタル戦略の柱の1つと位置づけるが、アマゾンを中心に競合も攻勢を掛ける中、今回の取り組みを軌道化させるのは決して容易ではない。

引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/220299

このニュースに対するネットの反響は?

僕もコンビニは頻繁に利用しますが、最近感じるイライラは「とにかくレジが遅い」ってことです。レジが遅いコンビニは、全然コンビニエンスじゃない!そう思いません?レジが遅い理由ははお客さん側の問題の時もあるけれど、コンビニ払いとか、宅急便の手配とか、ポイントカードのやり取りとか、品出しとか、陳列とか、取扱業務が多すぎないか?ってことなんですよね。で、さらに配達でしょ?大丈夫かな?ちなみに、このニュースに対してネットの反響はこんな感じです。

↓↓↓

  • フランチャイズだと現場に押し付ければいうから楽でしょうな
    えげつない商売だ
    up31
    down0
    2018/5/11 07:02
  • NO NAMEac1417193d81
    結局また、本社がリスクを追わずに収益だけを上げる構造になるのだろうか。それがコンビニという商売ではあるのだけど。
    up25
    down0
    2018/5/11 07:33
  • NO NAMEfbef1e4cbec0
    だめでしよ
    店の負担、最大でしよ
    up23
    down0
    2018/5/11 07:42
  • NO NAME547c2938325e
    客単価が2000円として、まずその商品の仕入れ値が7掛けの1400円。
    んで、「粗利」が600円だが本部のロイヤリティはこの「粗利」に掛る。
    コレが最大50%なのでざっくり300円しか手元に残らない。
    そこから配送料も出すの?
    up14
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    2018/5/11 08:56
  • NO NAME58b562f2ad77
    今朝のニュースで、最速で2時間で配達と報道されていたので、社長の瞬時に配達のコメントとは随分かけ離れているな、と思った。
    コンビニで2000円も買い物することはあまり無いけどな。
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    2018/5/11 06:52
  • NO NAMEa6096a34656c
    コンビニの業務増えすぎて働く人大変だろうな…
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    2018/5/11 08:55
  • NO NAME08479e0d879a
    「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、あれもこれもと手を広げ過ぎるのは良くないということだ。
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    2018/5/11 06:57
  • NO NAMEbb039eb630b7
    セブンミールの宅配さえできない店舗が多い現状では、導入しない店舗が多いでしょうし、確実に入手できるかすぐわからないのでは、利用者側にもあまりメリットはありませんね。
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    down1
    2018/5/11 06:20
  • NO NAME4377a7085b56
    こういう、労働者に無理を強いるサービスを減らしていきましょうっていう時代に、見事に逆行する新サービスですね。
    きっと経営陣はAmaz○nしか見えてないからこういう事を言い出すんでしょうけど、少人数で回している現場はきっとうんざりしていると思います。
    客も、セブンイレブンなんてあちこちにあるんだから最寄りの店舗まで健康のために歩こうよ…。
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    2018/5/11 10:28
  • NO NAME2d4d63277f7c
    そもそもヨーカドーのネットスーパーは上手く行ってるの?
    コンビニに頼るしかないのか…このグループは…
    それ程負荷は無いってあんたが言うな笑
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    down0
    2018/5/11 10:51

    引用元:https://toyokeizai.net/articles/comment/220299

コンビニの未来像は?

ネットの反響のまぁネガティブなこと(笑)

これ支払いはどうやるんでしょうね?もし、代引きのような形なら家にいなきゃいけないってことになりますよね。そうすると、それはそれで面倒ですね。仮にスマホで決済するのであれば、今度は登録手続きが面倒なことになるでしょうね。高齢者の場合どうなるか?まずスマホ所持率からいって、70歳代の70%は対象外となります。スマホ所持している30%のうち、アプリのダウンロード方法でたぶん何%か脱落しますね。もし、スマホ決済なら、その手続きでまたかなり脱落しますね。ということで、70歳以上の高齢者に関しては、このサービスが普及しないことがほぼ確定します(涙)配達サービスで一番恩恵を受けるはずの高齢者層が歯ぎしりするのが聞こえてきそうです。「ぐぬぬ…セブンめ…、よりによってワシの苦手なスマホで注文せいときたか。それだけはできぬのだっ」

一方、このサービスが普及したらどうなるか?配達の注文がある程度の規模になれば、各店舗からそれぞれ配達するんじゃなくて、地域ごとに配達専門の「配送センター」ができるんじゃないでしょうか?コンビニ商品を皮切りに、衣料品、医薬品、家電製品、家具、などなどの取り扱いラインナップを拡大し、さらに、映画やドラマが見放題、音楽聞き放題、入らなきゃ損でしょ。な、「セブンプライム」の誕生(笑)そうなって初めてアマゾンに対抗できるのかな?って気がします。コインランドリーやフィットネスクラブ併用など、多機能化路線の「ファミリーマート」。無人化・機械化路線の「ローソン」。コンビニ各社の戦略が別々の方向へ向かえば向かうほど、コンビニの未来像がどうなるのかとっても楽しみです。

中小零細企業の防衛策は?

さて、あなたにとって最大の関心事。「セブンエフェクト」が起きた時、どう対抗するのか?どう生き残るのか?ですが。この答えは「セブンやアマゾンで売ってる商品は取り扱わない」に尽きます。同じものなら、より安い方、より便利な方へと流れていくのは必然だからです。

そして、必ずあなたのお店の「優良顧客さん」に聞いてください。「他にもお店があるのに、なぜうちの店に来てくれるの?」と。そこからあなたのお店の強みが分かります。他では買えない商品なのかもしれないし、あなた自身のファンだからかもしれません。とにかく、あなたの強みを明らかにして、そこに磨きをかけ、今の優良顧客さんと同じような人だけを相手にする事。

いいですか?よ~く聞いてくださいね。あなたの強みをイイねと感じる人だけを相手に、他では買えない商品を売る。それがあなたの身を守る唯一の防衛策です。

 

 

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