マーケティングの話

【コト消費】プリッツのパックマンキャンペーン

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こんにちは、きくちはらです。

このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。

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前回のまとめ

前回はこんな記事を書きました。

【売上upのコツ】〇〇と絡めて、滞留時間を延ばせ

内容は、「店内の家具が購入できるレストラン」を紹介しつつ、あなたのビジネスもモノ消費→コト消費にできないか?という提案をしました。

「いやいや、うちはコト消費なんてできないよ」

もし、あなたがそう感じるなら、無理矢理でもいいのでこのロジックを組み立ててください。

ターゲット

ターゲットの好む体験

その体験と商品をドッキング

具体例をご紹介しましょう。

プリッツのパックマンキャンペーン

おなじみグリコのお菓子「プリッツ」は、期間限定のキャンペーンとして、パックマンとのコラボ企画をやっています。

「プリッツ パックマン」の画像検索結果

 

対象のプリッツを買う

QRコードで専用サイトにアクセス

商品の内側に記載のシリアルナンバーを入力する

プリッツ版パックマンが遊べる

という流れです。

「プリッツ パックマン」の画像検索結果

 

オリジナルのパックマンは丸いエサを食べつくすとクリアでしたが、プリッツ版パックマンでは棒状のプリッツを食べ尽くすとゲームクリアです。スマホの場合、指でフリックして、パックマンをコントロールします。

商品ごとに5つのステージ

ゲームは全部で5ステージあります。全てののステージを遊ぶには、味の異なる5種類のプリッツを買う必要があります。

 

「プリッツ パックマン」の画像検索結果

プリッツ版パックマンという「コト消費」を楽しむために、プリッツを買う「モノ消費」へとつながるように設計されています。

そもそもコト消費って何?

最近よく耳にする「コト消費」という言葉。一体どういう意味なんでしょうか?

戦後からバブル期にかけて、多くの人が「所有」することに価値を感じていました。特に高度成長期には「三種の神器(冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ)」や「3C(カラーテレビ ・クーラー・自動車)のような商品は一家に一台の必須アイテムでした。

ところが、現在ではそれらの商品は一人一台といってもいいほど誰もが所有できる時代となりました。当然モノを所有する欲は少なくなり、それよりはむしろ、何かを「体験するコト」に価値を置くようになったのです。

このような流れを受けて、企業のマーケティングは、物欲を刺激するのではなく、体験欲を刺激する方向にシフトしているのです。

プリッツのキャンペーンのロジックは?

簡単に言うとこんな感じです

ターゲット

ターゲットの好む体験

その体験と商品をドッキング

我が家の場合、まず子供(7歳)が店頭でこの商品を見つけました。

子供:「見て、見て、このプリッツ買うと、パックマンができるんだって」

僕:「はっ?お菓子買うとゲームができる???えっ、どういう事?」

気になりますよね?お菓子とゲームに何の関係があるの?どうやってゲームできるの?話のネタになりそうだな。てな感じで、まんまと商品を手に取ってしまいました(笑)

これを先ほどのロジックに当てはめると

ターゲットは30~40代の親とその子供

ターゲットの好む体験はゲーム

その体験と商品をドッキングして、パックマンキャンペーン

ということになります。

さらに

実際にプリッツ版パックマンをやってみました。正直7歳の子供には難易度が高いようで、すぐに飽きました。でも子供のころにパックマンをやっていた親世代の方はハマるでしょうね。好きな人は全ステージクリアするために、5種類のプリッツを買うでしょうね(笑)プリッツが欲しくて買うんじゃないですよ、ゲームがやりたくて買うんですよ(笑)コト消費するために、モノ消費するわけです。これはなかなか新しい課金方法ですね。

さて、あなたのビジネスでは

ターゲット

ターゲットの好む体験

その体験と商品をドッキング

をどんなふうに展開できそうですか?

 

 

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