マーケティングの話

【売上upのコツ】〇〇と絡めて、滞留時間を延ばせ

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こんにちは、きくちはらです。

このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。

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長居させると儲かる?

あなたはお客さんの店内滞留時間と売上の関係を考えたことはありますか?

アメリカの調査会社IHLグループ社が行った調査によると、店内Wi-Fiを導入した28%の企業が、顧客の店内滞留時間が伸びたと回答。売上は、2%増加したことが報告されています。中でも飲食業では、59%の企業が店内滞在時間が伸びたと回答し、滞留時間が伸びたことで追加注文が増え、売上は2.7%増加した、という調査結果になっています。

この調査から見えてくるのは「Wi-Fiって便利だなぁ~」って、そこかいっ(笑)違います。そこじゃなくて

・滞留時間が延びる→売上が上がる

・飲食が絡むと滞留時間はさらに伸びる

ということ。これが本当なら、飲食スペースを設ける⇒滞留時間が延びる⇒売上が上がるという法則が成り立ちますね。

最近では本屋さんなど、カフェ併設型の店舗が増えているのも、この辺が理由なのかもしれませんね。あなたはこれをカフェがある本屋ととりますか?それとも本が買えるカフェととりますか?最近ニューヨークにはこんなレストランがあるそうです。

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店内のインテリアが「すべて」買えるレストランは、小売と飲食店の可能性を広げるか?

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お気に入りのカフェを思い浮かべてみてほしい。そのカフェを気に入っているのはなぜだろう。そこで出るコーヒーやケーキが圧倒的においしいからだろうか。いや、それよりも、きっと飾ってあるアートのセレクトが好きとか、BGMのセンスが合うとか、店内がおしゃれで居心地がいい、なんて理由になることもあるんじゃないだろうか。

カフェの世界観や雰囲気がお気に入り。だったら、そのお店の雰囲気を作り出している、雑貨やテーブルウェア、家具やアートなどを買うことができれば、お気に入りを家に持ち込んで、楽しめる。だけど、家具やアートは普通のカフェじゃ売ってない。

お店で使っている道具や置いてある家具が、全て購入できるレストランがニューヨークにはある。家具も食器も雑貨も、全て買える。目にする全てのものが買えるお店は、わたしたちにどんな購買体験をもたらしてくれるのだろうか。

家具も食器も全て購入可能で、建築も自前の小売店をオープン

そんな風変わりなレストランを経営するのは、Roman and Williamsというニューヨークを拠点とするデザインスタジオだ。Ace Hotel NYやChicago Athletic Association、Facebookのカフェエリアスペースなどを手がけたことで知られている。

Roman and Williamsが、ニューヨークにオープンした店舗 Guild には LA MERCERIE というフレンチのレストランのほかに、EMILY THOMPSON FLOWERSというフラワーショップも入っている。

Guildの最大の特徴は、店舗内にある全てのものが購入できること。Roman and Williamsがデザインした家具や食器、彼らがセレクトしたさまざまな雑貨やアートが販売されているだけでなく、LA MERCERIEで食事が提供される際に使われる食器やテーブルやイスなども含めて、購入可能だ。

「ブランドの世界観を体験する場」としての店舗

美味しい食事が、デザイン性の高い食器で提供され、その体験に満足した来店客は家具や食器類を購入できる。体験から購入までスムーズな導線が設計されている。

小売に関して高い解像度を持って情報発信を続ける最所あさみ氏は店舗のトレンドについてこう考察する。「現在は、可処分時間の奪い合いであり、そこに限界を感じた企業が着手しているのが、レストランやホテル、旅行、住居といった体験との連動なのではないか」と。

Guildも、食事をフックに店舗に顧客を呼び込み、Roman and Williamsの世界観にどっぷり浸かってもらう。顧客は、雑貨や家具を売っているだけの店舗より、はるかに長い時間を過ごす。しかも、過ごす時間は楽しい体験とセットだ。実際の利用シーンとセットなのだから、購買にも結びつきやすい。

長い滞在時間と深いコミュニケーションで小売の可能性を広げる

オンラインショッピングが普及した今、「お店に足を運ぶ理由」を作ることが難しくなっている。Guildは、レストランは集客装置のひとつとし、顧客を呼び込んだ。

だが、レストランに足を運ぶという体験も陰りを見せ始めている。フードデリバリーサービスの盛り上がりを背景に、店舗を持たないゴーストレスランが登場。レストランも実店舗を持つことの意味を問い直されている。外食を選ぶのにも理由が必要だ。空間を楽しめないのであれば、別にデリバリーでいい。顧客の店舗の空間や体験を楽しみたいという欲求は強くなっていくのではないだろうか。

小売店は店舗にレストランを併設して集客したい。飲食店としては空間にこだわって、来店の理由をつくりたい。両者の利害は一致している。

Roman and Williamsは、自社ブランドの世界を体験できるレストランを作ることで、顧客が長く滞在し、そこで深くコミュニケーションを取り、体験した家具や食器類の購入に結びつけることを試みている事例だ。

インテリア会社がレストランを作り、そこで家具や食器類を購入できる体験を提供するのは、これからの時代の小売業を考える上でヒントになるだろう。

img :Roman and Williams Guild

引用元:https://amp.review/2018/05/01/roman-and-williams/

う~ん、どうでしょう?

食事のついでに家具でも買うか…

いや、ならない、ならない(笑)

たしかに、たまたま立ち寄った店で「このグラス欲しい」と思うことはあります。食器くらいならね。けど家具かぁ…。高いよなぁ…。決定権は僕にはないよなぁ。

 

このお店は「家具屋」とは名乗らずあくまで「レストラン」と名乗ってるわけだけど、そうすると家具とレストランでは価格帯もターゲットも違うよね?集客はできても家具の成約率はかなり低いんじゃないかと思います。そうすると、まず飲食業としてちゃんと儲けが出るようにしておかないと厳しいですよね。家具は「売れればラッキー」程度で。

コト消費にできないか

ただ、モノ消費→コト消費にする手法はアリだと思います。「世界一車を売る男」として有名なジョー・ジラードは、お客さんに試乗してもらう際は

「そのままご自宅まで行っちゃいましょう」

とやるそうです。ひとつは、自宅の家族に見せて「我が家に新車がやってきた」感を味わってもらいその気にさせるため。そしてもう一つは、その気になった客に

「何ならこの車、今からあなたの車ってことでもいいですよ。今手元にある〇〇ドルだけ手付でいただければ」

と、鉄は熱いうちに打つわけです。鉄を熱くさせたのもジラード自身なんですけどね(笑)

車の営業マンというと、この車は〇〇馬力で、排気量がどうで、燃費がどうで、お値引きもこれくらい、なんてのが良くあるパターンですね。これはモノ消費の世界。でもジラードのようにまず車に乗せちゃう。家族に自慢させちゃう。頭の中をこの車のことで一杯にさせちゃう。もうコト消費全開ですよね。

あなたの商品も、ジラードのように体験させ、その気にさせ、コト消費にできないでしょうか?飲食と絡めて、滞留時間を延ばすことができないでしょうか?

「いやいや、そんなこと同業者は誰もやってないよ」

ちょっと待った!いいですか社長…よ~く聞いてくださいね。

誰もやってないからいいんです

誰もやってないから「差別化」になるんです

差別化できたらいいですよね~。安売りしなくても売れちゃいますよね~。収入が増えれば家族にも喜ばれちゃいますよね~。「パパ大好き!」なんて言われたりしてね。

どうです?その気になってきました?

 

 

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