マーケティングの話

あなたのTポイントのデータ、その使い道をご存知ですか?

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こんにちは、きくちはらです。

このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。

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日本人の2人に1人が持っているTポイントカード

もともとはTSUTAYAのレンタル会員証を提携先で提示するとTSUTAYAで利用できるTポイントが付与されるサービスでしたが、現在では様々な業種の各提携先でのポイントの貯蓄、利用できるサービスへと拡大しているカードです。また、Tカードを提示して購入した個人情報をデータベース化し商品開発等のために提携先に販売する事業も行っています。

現在、日本人の2人に1人がTポイントカードに加盟しているそうで、1月にはその膨大なデータを活用したアイデアの募集が行われました。

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Tカード6500万人のデータを開放、CCCが新事業のアイデアを募集

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)傘下でデータベース・マーケティング事業を手掛けるCCCマーケティングがTカードのデータを活用方法を考えるオープンイノベーションプロジェクト「DATA DEMOCRACY DAY」を実施する。サービス開発に興味を持つ社会人・学生を募り、アプリなどの事業化を視野に、広くアイデアを募集する。募集期間は1月22日~2月12日。 選考を通過した参加者は3月に開催されるワークショップに参加し、プレゼンテーション資料を作成する。CCCは新事業のために、サービス開始以後15年分を経た6500万人分の購買データを提供する。最終審査を勝ち抜いた参加者には賞金300万円が授与される予定だ。

引用元:https://www.wwdjapan.com/542955

そして、4月21日付の日本経済新聞で受賞者発表の記事がありました。

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CCC系、Tポイントのデータ活用コンテスト
6500万の購買データなど開放、一般からアイデア募る

カルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下のCCCマーケティング(東京・渋谷)は21日、共通ポイント「Tポイント」のデータ活用に関する事業プランコンテストを開いた。全国から選ばれた19チームに6500万人分のポイント利用者の性別や購買データなどを開放し、新たな事業アイデアの創出に取り組むのが目的。富士通の会社員ら3人が考案した、購買履歴を使った在庫確認サービスが最優秀賞を受賞した。ほかにも生活データを基にした婚活マッチングアプリやポイント送金アプリを提案したチームが受賞した。

CCCマーケティングは21日、Tポイントのデータ活用に関する事業コンテストを開いた(21日、東京・渋谷)

CCCマーケティングは21日、Tポイントのデータ活用に関する事業コンテストを開いた(21日、東京・渋谷)

CCCマーケティングが1月に発表した「データ・デモクラシー・デイズ(DDD)」は、Tポイントに登録された利用者の属性や購買データを一般に公開し、新たなサービスなどを募った。選ばれたチームは3月21~4月7日のうち5日間、CCC本社に訪れ、データの分析や事業計画をした。個人情報保護の観点から、属性は年月までの生年月日や、住所の一部などに限定した。

21日にCCC本社で開いたコンテストには会社員や大学生で構成された19チーム46人が参加した。最優秀賞を受賞したチームはTポイントの直近の購買履歴からある商品の在庫がどの店舗にあるか検索できる機能や、ニッチで人気の高い商品群を自動抽出するシステムなどを発表し、会場の注目を集めた。メンバーの一人で、富士通で地図サービスの販売などを担当する土井悠哉さん(35)は「事業化のチャンスがあればCCCマーケティングと連携したい」と興奮を隠しきれない様子だった。

審査員として参加したCCCマーケティングの北村和彦社長は「一部の企業のみが個人情報関連のデータを使う体制を変え、社会全体に還元していきたい」と説明。生のデータを一般向けに開放するのは同社として初の試みで、約1年前から計画を始めた。北村社長はデータ分析に強い人材の育成にも興味があり、Tポイントのデータを大学の研究室のパソコン向けに開放し、学生が研究に生かせるような仕組み作りも検討したいという。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29691740R20C18A4EA5000/

データの取り方が変わった

これらのデータの活用が個人情報保護の観点からアウトかセーフかは専門家にお任せするとして、僕らが知っておくべきなのは

どの商品がどれだけ売れているのか?というデータから

誰がどんな商品を買っているのか?というデータへ

大企業の関心が移り替わっているという事。

あなたのやるべきこととは?

その上で、大企業でない僕らにとって、同じようなビックデータは必要ないですよってこと。

僕ら中小企業は日本全国の人を相手にすることはできない。だから6,500万人分のデータなんていらない。いるのは自社の優良顧客数十人の情報だけ。

自社の優良顧客は何をきっかけにあなたのことを知ったのか?

自社の優良顧客はどんな問題を抱えているのか?

自社の優良顧客はなぜあなたならその問題を解決できると思ったのか?

自社の優良顧客は何が決め手となっあなたとの取引を決めたのか?

自社の優良顧客は次に何を欲しがっているのか?

これらを十数人に聞けば、必ず共通の答えが見つかるはずです。後はその共通点を強化し、情報発信をしていけば、既存の優良顧客と似たようなタイプの新規のお客さんが必ず現れる。

今日の格言

自社の優良顧客の情報を取り続ける仕組みを持て!

たとえば、ポイントカードが満タンになったらプレゼントとともにアンケートをお願いする事をルール化するとか。自社のことをお友達に紹介してくれた人には「何と言ってご紹介してくださったんですか?」と言って必ずインタビューするとか。相手が一番聞かれたら気持ちが良いと思われるタイミングで聞くのがコツです。これを継続するだけでもあなたの商売は安泰といってもいいでしょう。

 

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