こんにちは、きくちはらです。
このブログは、数字の苦手な経営者さんに話題のニュースを基に、会計的視点、マーケティング的視点、マネジメント的視点などから、あなたのビジネスのヒントになる情報をお届けしています。
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社員教育の方法は?
あなたの会社では、どんな方法で社員教育をしていますか?僕の会社ではマニュアルで指導しています。それも「小学生でも間違えようがない」ようなマニュアルです。
そのマニュアルを業務の数だけ作ってあります。最初は一緒にマニュアルを見ながら作業してもらいます。
そこで完了までに質問が出るようならマニュアルには不備があると判断し作り直します。でも、質問がなく完了できたら「このマニュアルは覚えなくていい、毎回これを見ながらやればいい。次から1人でもできる?」と聞きます。答えがYesならそこで教育終了です。もうこの仕事はその人の仕事です。
人手不足で指導する時間がない?
僕の会社でそれができるのは、難しい仕事、経験が必要な仕事が少ないからです。
業種によっては最初の教育にある程度時間をかけないといけない場合もあるでしょう。相手が未経験だったりするとさらに時間を掛けなければいけないこともあるでしょう。人員や資金にゆとりがあればそれも仕方ありませんね。でも、人でも資金もゆとりがない場合、じっくり新人教育している余裕はないですよね?
そこで、慢性的な人手不足に悩む物流業界のために、日立物流とコニカミノルタがこんな端末を開発しました。
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メガネ型端末、倉庫案内役に 日立物流・コニカミノルタ
物流業界にまん延する人手不足の悩みを軽減しようと、日立物流とコニカミノルタがメガネ型の端末を共同開発した。メガネに組み込んだ小型の画面に物流作業の手順を文字や絵で分かりやすく表示し、作業時間を2~3割短縮する。人手不足は建設や製造業でも深刻で、作業員の負担軽減にIT(情報技術)を活用する動きが広がる。
片メガネ型のウエアラブル端末を開発した。重さは35グラムと軽量で、肩から提げる通信端末を通じて必要な情報をメガネのディスプレーに表示する。物流倉庫で活用する場合、画面には商品の番号や数、棚の場所などが文字や図で表示され、作業員は指示通りに動くことで効率的にピッキング作業を行える。
従来は紙の資料を片手に、指示された商品を確認して取り出す必要があり、作業に時間がかかるほか見落としや読み間違えといったミスを誘発していた。端末は倉庫を効率的に回れるルートを指示するほか、発送先が異なる商品を1度に回収する仕組みも取り入れ、作業時間を2~3割短縮する。
日立物流は4月、開発した端末10台を、コニカミノルタの保守部品を扱う都内の倉庫に導入し、9月末までに他の倉庫に広げる。ピッキングのミスがなくなれば発送前に商品を確認する検品作業の必要性も薄れ、将来は検品作業を廃止するといった波及効果も見込む。
日立物流は物流作業の効率化へ小型運搬ロボットや無人フォークリフトの研究開発を進める。今回、日立物流の効率化に関するノウハウと、コニカミノルタの製造技術を組み合わせ新端末を開発した。現時点で端末の販売価格は1台30万円。今後、建設現場や製造業の組み立てラインにも導入を呼びかけ、量産効果で価格を引き下げる。
ネット通販の普及や労働力人口の減少を背景に、物流業界は人手不足が深刻だ。帝国データバンクの調査によると「運輸・倉庫」業界は66%の企業が正社員不足に陥っている。ヤマト運輸は無人配送へ向けた実証実験を進めるほか、日本郵便もドローン(小型無人機)を使った配送の実用化を目指すなど、課題克服へ最新技術を応用する動きが広がっている。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29683490R20C18A4EA6000/
マニュアル×IT
まるでドラゴンボールのスカウターのようでカッコいいですよね(笑)
ナビのように構内を案内してくれ、指示通りのものを回収していくと最初は関係性が分からなかったやつが、終わってみると効率的に必要のものが集められているようになるわけですよね。これが本当なら入社間もない人でも、ベテラン社員と同じ成果を上げる事が可能です。
作業時間が読めるようになれば、シフト管理にも役立つし、「あのベテランさんがいないと回らない」といったこともなくなります。経営者にとっては夢のような端末だと言えるでしょう。
1台30万円!!
ただ1台30万円はちょっと高いなぁ~。もうちょっと普及して、1台10万円くらいになれば僕が個人的に欲しいくらい(笑)
もしあなたが「この端末はちょっと買えないけど、なんとか小予算・短期間で新人教育をしたい」なら、やっぱり「小学生でも間違えようがない」マニュアルを作るしかないですね。
ただし、毎回同じ作業をする、いわゆる「ルーチンワーク」にはマニュアルは最適ですが。何か判断が必要な仕事はマニュアルでは対応できません。
その時必要なのが、あなたの会社の「経営方針」とか「ミッション」とか、「経営計画」のような、会社の方針を定めたものですが、この話はまた今度。
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