マーケティングの話

実在しないお店を口コミ1位にしてしまう「お客様の声」の影響力とは

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こんにちは、きくちはらです

僕は毎週日曜日は子供と過ごすことになっています

先日は映画を観てきました

 

 

 

当初、仮面ライダーを観たいと言っていましたが

今朝になって

やっぱり妖怪ウォッチを観たい

と言い出しました

 

 

まぁ、僕としては

どっちでも構わないんだけど

なんで妖怪ウォッチに変えたのか

一応聞いてみました

 

 

 

すると

「昨日見たCMでね~

映画を観た人が感想言っててね~

それ聞いたら観たくなっちゃった」

そうです

「映画妖怪ウォッチシャドウサイド鬼王の復活 cm」の画像検索結果

 

 

おわかり頂けましたか?

これぞ「お客様の声」

影響力を発揮した瞬間です!

 

 

あなたは「お客様の声」

商売に活用できていますか?

もしできていないとしたら

ものすごく損をしていることになります

「お客様の声」の影響力の強さが

ピンと来ないのであれば

次に紹介する記事をご覧ください

 

 

 

ロンドンで実在しないレストランが口コミ1位に レビューサイトは意味が無いと証明する

2017/12/15 11:33:41

ロンドンで今話題のレストランが予約殺到しているという。そのレストランはトリップアドバイザー(TripAdvisor)という口コミサイトに掲載されており1位を獲得。多くのレビュアーがこのレストランは素晴らしいと評価した。

レストランの名前は『ダリッジの小屋(The Shed at Dulwich)』という。ただ、このレストランは実在しない偽物のレストランだったのだ。これは、インターネット上の情報をいかに操作が簡単だということを証明するためのプロジェクトだったのだ。

イタズラの主犯者であるオオバー・バトラー(Oobah Butler)さんはレストランに偽のレビューを書いたら10ポンド(約1500円)が貰えるという経験を思いだし、偽のレビューは収入に大きく貢献するという事実を思いついた。

オオバーさんはフォトショップを使い食べ物の写真を補正して加工。メニューは「ウサギの肝臓トースト」「アサリのスープ」など。

・実在しないレストランが1位に!

当初は順位が1万8000位以下だったが、複数のパソコンでレビューしまくったところたった6ヶ月で1位になったという。その間のレビューの数は96個で、その間はもちろん客は一人も来ていない。オオバーさんの想像よりも遙かに高い順位となった。

それを見つけた広告会社やメディアの取材が殺到し、しかたなくお店を開き、スーパーで買ってきた食材を提供したこともあったという。
今でも予約の電話が鳴り続き、数か月後の予約まで取りたいと言う人までいるくらいだ。

・客を招待することに

そんな中、最初に客を招き入れることにしたオオバーさん。秘密を守らせるために客には目を覆ってテーブルに案内。開店のこの日に大型スーパーで4500円分の冷凍食材を購入。メニューは「ミネストローネ」「食用の花が入った野菜のラザニア」「トリュフが入ったマカロニとチーズ」などだ。

そして彼は生きている鶏を見せて、直接レストランで屠殺して肉を提供すると発表。しかしオオバーさんが当初に設定していたレストランのコンセプト「菜食主義者のレストラン」という物を忘れており、鶏を持ってきた途端に泣き出す客が現れた。
しかしオオバーさんは友人を呼んで楽しい夕食を楽しんでいるかのように演出し説得。

・計画が成功し全てを打ち明ける

客のこないレストランをランキングで1位にするという計画は成功した。オオバーさんは事実を全て打ち明けトリップアドバイザー側のリストから削除するように要請。
これが可能ということは、他店の評判を落とすことも容易ということになる。

ここではTripAdvisorが例に挙げられているが『食べログ』や『ぐるなび』も同じだろう。

引用元:http://gogotsu.com/archives/35455

 

 

 

この話は「レビューは簡単にいじれる」

ということを証明するための

「いたずら」

なわけだけど

 

 

 

実在しないお店でも

偽の口コミであっても

口コミに釣られる人が多いのはまぎれもない事実

 

 

 

なぜそんなことが起きるのか?

それは

買い手側の情報量が少ない

事で起きます

 

 

 

どういうことかというと

もし、あなたがどこか美味しいお店で

食事をしたいと思ったとき

行ける範囲内の全てのお店の

情報を持っていれば

そこからベストな選択をすれば良いですが

実際はそこまでの情報はありませんよね

「わからない」の画像検索結果

 

 

もちろん一軒一軒回って確かめる

わけにはいかない

何せ「今から」食べたいお店を

探しているのだから

 

 

 

そこであなたは

「手っ取り早い方法」

に賭ける事になります

 

 

 

具体的には

・グルメな人に聞いたり

・近所の人気店を聞く

・口コミサイトをあてにする

・ミシュランガイドに頼る

などなど

 

 

このように

情報が少ない人は

自分自身に十分な判断材料がないので

手っ取り早い方法に頼らざるを得ない

そして手っ取り早い方法として

口コミに従ってみることになります

 

 

 

余談ですがジャ○ネットた○たは

家電に詳しい人からしてみれば

決して安くもないし

最新の商品というわけでもない

なのに、なぜ売れているのか?

それは「情報の少ない人」を

ターゲットにしてるから

頭の良いあなたのことだから

これ以上の説明はいらないよね(笑)

 

 

 

 

影響力の強い口コミ

をまとめると

・口コミの数の多さ

・専門家による口コミ

・信頼してる人(友人など)の口コミ

・ランキング上位店の口コミ

・メディアで紹介される口コミ

・SNSでの「いいね数」が○万人

などなど

 

 

 

逆に言うと

もしあなたの業界が

買い手側に情報が少ない業界

つまり専門性の高い業界の場合

あなたの方から十分な、そして信頼ある

情報を与えてあげないと

「選択しない」という選択を

される恐れがあります

 

 

 

「お客様の声」はもちろんのこと

「こんなこと業界では当たり前」

と思えることも発信した方がいいです

「あたりまえ」の画像検索結果

 

 

最後に

他人の言うことが

いかに影響力を与えるか

を示すアメリカンジョークを

お届けします

 

 

 

ある船に火災が発生した

船長は、乗客をスムーズに海へ飛び込ませるために、
イギリス人には 「紳士はこういうときに飛び込むものです」
ドイツ人には 「規則では海に飛び込むことになっています」
イタリア人には 「さっき美女が飛び込みました」
アメリカ人には 「海に飛び込んだらヒーローになれますよ」
日本人には 「みんなもう飛び込みましたよ」
北朝鮮人には 「今が亡命のチャンスですよ」
大阪人には 「阪神が優勝しましたよ」と伝えた。

 

みんなもう登録しましたよ!

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